喧噪アジア
上海
上海では北京と同じく、町が華麗な変身を遂げつつある。
茶色で古くなり収拾が付かなくなるほど電線が巻きついたオブジェのような
建物が壊され、東京よりもすばらしい建物に生まれ変わっていく。
上海人にしてみれば驚愕の光景でないかもしれない。
欧米人は1842年に中国を組み伏せ、上海を一地方都市から
極東最大の港と工業都市に発展させた。
1892年には日本人も加わり工場を建てていった。
そのとき以来、かれこれ150年も、港沿いに華麗な西洋の建物が建てられ
多種多様な外国人が自由主義を謳歌するのを見てきた。
上海は西欧と中国の文化の接点であった。
想像できることは、中国人の溢れるような生命力を背景とし、
欧米人、日本人と中国人が丁々発止やり取りし、商魂を満たして
今のように際立つ光を放ってきたことだ。
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上海の光り
外灘から浦東を望む
同じく、夜
ただいま、華麗に脱皮中
(新建築が古く醜くなった建物に迫リ来る)
壊され行く建物
上海博物館
芸術品ばかりの中国の遺産;必見
上海雑技団
必ず見に来るのか日本人ばかり大勢の観客
レトロなポスター
のみやげ物
東台路の土産屋で購入
こんなポスターがあるのも上海だからこそ
商魂たくましい町だったから??!!日本人向け??!!
文献
上海 魔都100年の興亡 ハリエット・サージェント 新潮社
図説 上海 モダン都市の150年 河出書房新社
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