キューバ自転車旅行環境                      2005/02/04                        
            
注記:現地通貨一ペソ=一ドル 、使ったガイドブック;cycling Cuba lonelyplanet


(1) 普通の自動車道路を走る;

   普通の自動車道路を走るからといって、自動車が溢れ返ってなんかいない。たまに50年前のアメリカの大型車が走っているか、小型車がたまに走っている程度だ。牛の荷車、牛の単独での登場。馬に乗って行く人あり、の道路だ。
   
   舗装はされているが、へたくそな舗装でがたがたした乗り心地のところはあるし、メンテしないで大きな穴が開いていたりしている。ガイドブックの指示通り、マウンテンバイクで行ったほうが、走りは快適だろう。     

   のんびりしたのもで、町から出ればキューバの農村や自然が広がっているから、ほとんど自動車を気にしないで、よそ見して景観を楽しみながら走っていた。広大なやしの見えるタバコ畑、道路上に数十人も待つ女学生、勤め帰りの女たちのヒッチハイク姿。トラックに満載となった通勤人。荷車を引く牛に家族のように声をかけながらいく農夫。

   
   あえて不便をいうと、自動車道路の幅が広くない。前からと後ろからの二台の自動車がすれ違うときは、舗装道路にもはや自転車がいる空間はない。だから、舗装道路を降りて自動車をやり過ぎる。従って、前から自動車が来たときに、同時に後ろから、自動車が来ていないか、気を付けながら走る。さらに、苦情を言うと、排気ガスは物凄い不完全燃焼だから、時にして肺一杯にこのガスを吸い込まさるのはたまらない。しかし、キューバの農村の空気は上手いから、吸ったことはすぐ忘れる。


(2)サイクリング地図は不要
    
   キューバの道路には道路標識というものがない。だから、人々に行こうとする方向を聞きながら行けというのが、サイクリングブックの教えである。実際にやってみると、lonelyplanatに書いてある簡単な地図で十分に次の町にいける。道が複雑になるほどは人口がないのだ。


(3)宿は民宿に泊まろう

       CASA FAMILIA という民宿がある。バストイレ、空調、大型冷蔵庫、朝食つき20ペソ。夕食は7ペソ。朝夕とも食べ切れない食事。ビールが一ペソ、ワインボトルが4ペソ、ミネラル水1.5リットル 一ペソ。    

     何よりも嬉しいのは、家族が次々に出てきて笑顔の大歓迎をしてくれる。私が泊まったSANDINOの町で、二日泊まったら親戚中へあいさつ回りとなった。数十人の家族が団子のようにくっ付いて生活している。キューバの田舎町では家族を引き離す社会的な組織が存在していないのだ。


(4)気候に注意

   問題は気候である。12月から2月までしか、自転車には乗れないとキューバ人はいう。今回の旅は一月であって、キューバにして異常気象で、こんな寒いときはないと言わしめた。ホテルで寝るときに毛布を二枚念のため上に載せて寝るが明け方には寒い。しかし、それでも昼間に自転車を漕げば炎天下で、日陰がないから、日本の夏並みに暑い。日本にはこのような寒暖の上下はないから、調子を崩しやすい。


(5) 自転車のバスへの持ち込み

    VIAZULという観光バス会社が、毎日外国の観光客を主要な観光地へ運んでいる。頼めばバスの荷物置場に、他の荷物と一緒にそのままの形で乗せて行ってくれる。有料で、一人の乗車券より運賃が少し高い。15ペソとか。


(6)日本からの自転車の持ち込み
 
   現地に使える自転車はないと考えた方がいい。メキシコからハバナまで、片道 50ドルで メヒカーナ航空が運んでくれる。ただし、ダンボール梱包が必要。

以上