ニュージランドの旅

"マジック" バックパッカーバスの 紹介

   そんな冷ややかな思いをニュージランドにもってしまったのは、 インターネットで "マジック"バックパッカーバス のホームページを見てしまったからかも知れない。いつもの旅情がなかったのは、このマジックバスの、団体旅行の断末魔的システムにあったかもしれない。
 
  わたしはこのバスに、ニュージランド南島一周のため乗った。二十八日間の日程のうち、十二日も乗った。朝八時頃から夕刻五時頃まで、バスに、となりの若いヨーロッパの女性に気を使いながら体を固くして乗っていた。最後に運転手に聞くと、三千二百キロと概算した。この旅で体重が四キロもやせた。しかしながら、この"マジック"バスのシステムも、観光ニュージランドの生んだ傑作かもしれない。



    バスは南島一周なら時計と逆周りに、十箇所の観光都市から一斉に、朝八時ころ出発する、約五ヶ所ほどのバックパッカーホテルから世界の若者をピックアップして出発する。
   1、 目的地までにストップするのは @朝食のためのカフェ A昼食のためカフェ B観光の見所 C自炊の買出しのためのス-パマーケット。
   2、 運転手が音声でガイドするのは@途中の見所について A次の観光地と遊びについて C次に付いた町にどこに何があるかバス上で実際見せる。
   3、 運転手が回覧するのは @次の観光地の写真集とパンフレット A次の町で その晩泊まりたいホテルの一覧と 希望泊数の記入欄がある予約シート("マジック"が推薦する五箇所ほどのバックパッカ-ホテルから選ぶ)この情報で次に移動するマジックバスが同時に予約される B ついた町ですぐ遊べるように 遊びの一覧の予約シート 
   4、 利用するバックパッカーホテルは、新築が多く大きな清潔な共通のキッチン付きで、みんながみんな自炊する。たいてい六人相部屋のドームに泊まる。これだと宿泊費千円、食事代千円以内ですむ。相部屋だ。ヨーロッパが一番多く。米国、韓国、日本が多い。みんな楽しむ為に異国の友達を作るために積極的に情報交換をしている。

  わたしは外人女性がタオル一枚を巻いて出て来て、こちらが気を使わなくてはならないプライバシーの無い男女6人部屋に馴染めず、途中から一人部屋に切り替えた。いろいろな旅の楽しみ方があるから、わたしは回避したが、相部屋にいいも悪いも無い。

    わたしの試算では、"マジック"バスで3000人ほどが常時このシステムを利用してニュージランドを旅している。

 マジックバスよりもっと進んだバスもある
 FLYING KWI BAS
FLYING KWI BUSーhomepage
<=ホームページ
 MTBとカヌーとテントを積んで、国立公園のような
景観の良いところに泊まりながら行く
本当はこちらが良かったので、思わずパチリ