サンミグエルアジェンデの一日

朝、９時起床。
宿の隣の公園を散歩 今日も雲ひとつない快晴。
乾期の間これが続くのか。
寒くはないが、気持ちを引き締める冷気 の中に、
光、緑、鳥の鳴き声が満ち満ちている。



昼。町を歩く。
古いスペインの町並みのようだ。
朱、黄色、水色、ピンクに家が色分けられている。
町の中心に、緑濃い公園。
ベンチが並び人々が憩う。
その前にピンクの教会。
大きなレンコンが縦に並ぶ形。

夕。教会の屋上の一角。
青天井のレストラン。
真冬なのに、山並みが靄に霞んで、
緑の木々が夕日を浴びている。
教会の鐘が鳴る。
日が沈む時刻になると 鳥たちの声が喧しくなった。

夜。宿に戻る途中。
まだ九時と言うのに人影もまばらで、
あちら、こちらの道の街灯が光る。
石畳が黒く濡れたように光る。
見上げれば、オリオン座。

真冬の空なのに、
赤いブーゲンベリアの大房の陰で、こおろぎが鳴く。
宿に至る教会の裏の壁